独学 [ プログラミング ]

2021/06/10 更新

難易度で見るプログラム言語一覧!初心者におすすめはどの言語?

  難易度で見るプログラム言語一覧!初心者におすすめはどの言語?

プログラム言語は、人間がコンピューターに何らかの処理を命令するために必要な言語のことです。今日わたしたちが利用している多くのWebサイト・アプリケーション・システムなどは、プログラム言語なしには成り立ちません。

プログラム言語の用途は幅広く、その時代のコンピューターの性能・プログラマーの考えにもとづいて進化を続けてきた結果、利用者がそれなりにいる言語だけでも200~250種類以上あるとされています。

これだけ数多くの言語があると、どんな特徴があって、それぞれの言語で何ができるのか、分類するのは大変です。

しかも、難易度や文章の作り方(ソースコード)は当然ながら言語によって違いがあるため、初心者がプログラム言語を覚える際には、なぜその言語を覚えるのか、明確な理由が必要となります。

この記事では、プログラマーを目指す人、これからプログラム言語を学びたい人に、主要なプログラム言語の特徴・難易度・用途・就職におけるアドバンテージなどをご紹介します。

1. 初心者におすすめのプログラム言語

プログラム言語を紹介する前に、初心者におすすめのプログラム言語を紹介します。

就職したい職業や利用用途で言語を選びますが、求人が多くある言語を選ぶのもプログラマーとして就職を考えるなら大事なポイントです。

エンジニア向け求人会社paizaの「プログラミング言語に関する調査」のランキングを参考に、おすすめ言語について見ていきましょう。

おすすめ1:Python

おすすめ1:Python

AIの分野で一気に浸透した言語で、機械学習以外にも、サーバー開発、システム管理、IoTの幅広い分野で活用される言語です。

求人数、年収ランキングで5位に付けており、エンジニアが今もっとも学びたい言語1位と、将来性が期待できる言語です。

習得難易度は中級レベルです。少し難しいと感じる人もいるかもしれませんが、最初に学ぶ言語としてはおすすめの言語です。

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おすすめ2:JAVA

おすすめ2:JAVA

JAVAは、Webサービス・業務系システム・ゲーム・スマホアプリなど、幅広い分野で活用できる言語です。

そのため、求人数ランキング2位と需要の高い言語です。難易度は中〜高と少し高めですが、習得しておいて決して無駄にならない言語です。

JAVAの詳細へジャンプ▼

おすすめ3:Javascript・PHP・HTML/CSS

おすすめ3:Javascript・PHP・HTML/CSS

Web系に就職するのであれば、この3つはセットで覚えることが多い言語です。

特にJavascriptは求人数ランキング1位と、大変需要がある言語です。PHPに関しても求人数ランキング3位と就職には困らない言語でしょう。

また、どの言語も習得難易度が低いことから、学習しやすい言語です。フロントエンジニアとして活躍することが多いでしょう。

フロントエンジニアについて詳しく知りたい人はこちら↓

Javascriptの詳細へジャンプ▼

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おすすめ4:Swift・Kotlin

おすすめ4:Swift・Kotlin

SwiftとKotlinはアプリ開発に使用する言語です。SwiftはiOS向け、KotlinはAndroid向けのアプリ開発言語です。

まだ求人数ランキングに入っていませんが、エンジニアがこれから学びたい言語には両方ともランクインしています。言語の流行り、需要は、現場のエンジニアがいち早く感じ取っています。将来性を考えても、注目する言語です。

また、収入ランキングに関しては、両方ともランクインしているので、高収入が期待できる言語でしょう。

難易度は中レベルなので、初心者でも習得可能な言語です。

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これらの言語が学べるプログラミングスクール情報はこちら↓

うさ吉先生

アプリ系以外は一通り勉強したが、JAVAが一番正統派な印象だった。難易度でいうと、JavascriptやPHPが習得しやすかったかな

2. プログラム言語一覧(特徴・難易度・用途・就職)

ここまで初心者が勉強するおすすめの言語を見ていきましたが、ここからは様々なプログラム言語の特徴を見ていきます。

この記事でご紹介するプログラム言語は、以下の20種類です。

お互いに似たような名称の言語もあれば、車の名前を連想させるような言語もあります。

プログラム言語についてまったく知識がない状況で「その言語で何ができるのか」イメージすることは、かなり難しいものと推察されます

特徴や難易度だけを知っても、どんな用途に使えるのか分からなければ、覚えること自体が無駄になってしまうかもしれません。

また、就転職を目的として勉強を開始するなら、使える業種などを知っておいた方がアドバンテージになります

そこで、今回は以下の点にフォーカスして、それぞれのプログラム言語の情報をまとめています。

  • 特徴
  • 難易度
  • できること・作れるもの
  • 使える業種・就職先

それでは、一つひとつ解説していきましょう!

Python

Python
特徴
用途が広く、文法が分かりやすい
難易度
できること・作れるもの
Web/アプリ開発・人工知能・画像解析・音声解析・API開発 など
使える業種・就職先
AI/機械学習の分野・データ分析ツールの開発など

Pythonは「パイソン」と読み、様々な分野での活用が期待されている言語の一つで、初心者から中級者向けの言語として知られています

なぜ難易度に幅があるのかというと、プログラム言語としての文法がかんたんな構造になっているからです。

プログラムを読みやすく・書きやすくするために生まれた言語であることから、基本的には誰が書いても似たような文章(コード)になります。

また、Pythonはオープンソースのため、開発に役立つプログラムをまとめた「ライブラリ」を無償で利用することができます

料理に例えると、先輩が考えたレシピを見ながら料理を作ることができる環境が整っているため、Pythonを学ぶ人は独学もしくはオンライン学習の環境を手に入れやすいというメリットがあります。

一方で、日本国内では海外に比べて普及のペースが遅く、働く環境によっては別の専門知識が求められる可能性があることから、実務で使いこなせるレベルまでたどり着くには時間がかかる言語だという意見もあります。

将来的に海外で活躍したいと考えている人・新しい知識を得ることに貪欲な人は、Pythonを学ぶと視野が広がるかもしれません。

R

R
特徴
統計特化型のプログラム言語
難易度
高(ただしコード自体は低)
できること・作れるもの
ビッグデータ解析・機械学習
使える業種・就職先
データサイエンティスト・ビジネスアナリストなど

Rという言語は、Pythonと違って汎用性の高い言語ではありません。それでは何に強いのかというと、統計・解析の分野で活躍する言語として知られています。

そもそも、Rという言語は、統計学者が設計・開発に携わって生まれたという経緯があります。そのため、他のプログラム言語と比べると、コード自体はシンプルで難易度の高いものではないという評価がなされています。

しかし、Rを有効に活用するためには、ユーザーが統計学・データサイエンスに精通している必要があり、学術的な意味で高難易度の言語となります。

統計学は、独学する場合を除いて、文系なら経済学部や商学部・理系なら理学部や情報工学部などで学ぶ分野ですから、最低でも大卒クラスの理解が求められるでしょう。

ただ、そこさえクリアできれば、データアナリティクスの分野で分析職としてキャリアを積み、Googleなどの大企業で働くチャンスが得られる可能性があります。

統計学を学び続けられるだけの数学的素養があり、分析職としてキャリアをスタートさせたい人にとって、Rは魅力的な言語に感じられるはずです。

JAVA

JAVA
特徴
使い勝手のよい汎用プログラム言語
難易度
中~高
できること・作れるもの
スマホアプリから金融システムまで様々
使える業種・就職先
ゲーム業界・SEなど

JAVAはプログラム言語の中でも知名度・支持率が高い言語の一つで、非常に汎用性の高い言語として知られています

Webサービス・業務系システム・ゲーム・スマホアプリ・組み込みなど、JAVAを使った開発に携わった経験のある人材は、多くの開発現場で歓迎されるでしょう。

言語としての大きな特徴は、一度書いたコードが開発環境と異なる環境でも実行できる点で、その特徴は「write once, run anywhere(一度書けばどこでも実行できる)」という理念で説明されます。

開発現場以外でも、例えば教育・趣味の分野などで幅広く使われている言語です。

ただ、汎用性の高さ・環境に依存しない性能を両立させるための言語であることから、その分使い手には相応の習熟度が求められます。

他のプログラム言語と比べて、細かいルールや難易度の高い記述が多く見られるため、学習時間が長くなってしまうのです。

要するに、プログラム初心者にとっては、多少敷居の高い言語と言えます。

しかし、勉強する時間やスクールに通える予算を確保できる人にとっては、挑戦することで大きな未来を勝ち取れる可能性がある言語ですから、ぜひチャレンジして欲しいと思います。

Scala

Scala
特徴
JAVAの強化版(オブジェクト指向+関数型)
難易度
できること・作れるもの
SNS・アプリ・ゲーム・システム開発
使える業種・就職先
Web業界・ソフトウェア業界・通信業界等

Scalaの特徴として、対象データ・操作手続きを一つのブロックにまとめてプログラムを組んでいくオブジェクト指向と、関数の組み合わせでプログラムを作る関数型プログラミングが組み合わさっていることがあげられます。

自動車で言えば、エンジンとモーターが組み合わさったような、言わばハイブリッドな言語ととらえれば分かりやすいかもしれません。

また、ScalaはJAVAと互換性を保てるように開発された、JAVAをルーツに持つ言語です。その点において、ScalaはJAVAと親和性があるため、実質的な後継言語と考えてよいでしょう。

JAVAのライブラリが使えることから、間接的にJAVAへの理解も深まります。

ただ、いきなりScalaを学ぼうとするのは、ひょっとしたら初心者には荷が重いかもしれません。人気に対して使い手が少ないのか、学習教材が少なく、初心者が一から学ぶにはハードルが高いからです。

転職市場において、Scalaを使いこなせる人材はハイレイヤーを目指すことも十分可能ですが、現場ではJAVAの知識も要求されるかもしれません。

初心者の学習戦略としては、まずJAVAを理解して、それからScalaへと移った方が賢明でしょう。

JavaScript

JavaScript
特徴
名前は似ているがJAVAとは別物
難易度
できること・作れるもの
Webサイトをより魅力的にできる
使える業種・就職先
Web系のフロントエンジニア・スマホアプリなどのアプリケーションエンジニアなど

JavaScriptは、その存在を知らない人でも、インターネットの恩恵にあずかっている人なら誰もが触れているプログラム言語です。

ブラウザ上でWebサイトに「動き」の概念を取り入れるため生まれた言語で、ポップアップウインドウ・画面スクロールの動きを追う形で画像が出てくるアニメーションなどに用いられています。

効果的に用いれば、Webサイトの雰囲気をリッチにすることができ、例えばアニメや映画のインフォメーションページを躍動感あるものに仕上げられます。

最近では、バックエンドのシステム・アプリ開発でも利用されており、Webサービスにおいて重要な位置を占めています

ちなみに、名称にJavaというアルファベットが加わっているのは、別にJAVAの姉妹版だから、というわけではありません。JavaScriptは、もともとLiveScriptという名称でしたが、企業提携などの事情もあって名称が変わったようです。

よって、JavaScriptはJAVAほどの汎用性はなく、どちらかというとWebデザイン特化型の言語なので、難易度もそこまで高くありません。

Webデザインに携わりたい人・身近な部分でプログラム言語を学んでみたい人にとっては、魅力的な言語の一つだと言えるでしょう。

TypeScript

TypeScript
特徴
大規模開発を想定したJavaScriptの進化系
難易度
できること・作れるもの
Webアプリケーション・スマホ開発など
使える業種・就職先
ブログ系サービス企業・フロントエンジニアなど

TypeScriptは、JavaScriptの進化系となる言語であり、マイクロソフト社によって開発されました。ベースとなっているのはJavaScriptで、その欠点を補う形でアップデートが行われています。

総じてエラーに気付きやすい言語となっていることから、大人数で開発を行う際に生産性が高まります。また、JavaScriptのコードを移行することもできるため、JavaScript習得者にとっては覚えやすい言語と言えます。

しかし、いきなりTypeScriptを覚えようとすると、初心者の中には挫折してしまう人もいるかもしれません。それは、TypeScriptが比較的新しい言語であり、日本語ベースで学べる環境が限られているからです。

ただ、入門レベルから学べる教材も見つかるため、学びたい人に向けて門戸は開かれています。

ブログサービスでも用いられている言語ですから、自分のブログがある人は、まずそちらのカスタマイズからスタートしてみてはいかがでしょうか。

PHP

PHP
特徴
歴史がある・学びやすい・人気が高い
難易度
できること・作れるもの
WordPress・Web開発
使える業種・就職先
雇われからフリーランスまで様々

PHPが誕生したのは1996年で、プログラム言語としては20年以上の歴史があります。世界中で用いられているプログラム言語の一つであり、それだけに初心者にとっては学びやすい環境が整っています

WordPressがPHPで記述されているのは有名ですが、もともとWeb上で動作する多くのサービス・サイト制作に適した言語であることから、それがシェアの高さにつながっているものと推察されます。

例えば、サイト内の問い合わせフォーム・会員限定ページのログイン画面追加など、ちょっとした機能拡張・改善にすぐ使えるため、使い勝手も抜群と言えます。

そんなに簡単なら、就転職には使えないのではないかと考えた人もいるかもしれません。しかし、簡単であるからこそ、使いこなすには奥が深く、どれだけ経験を積んだかが問われる言語でもあります。

難しい言語は、それだけ便利な機能を備えているため、他の言語であれば20行のコードが必要なところを1行に集約することもできます。

しかし、情報量をそれだけ圧縮するわけですから、多言語における20行分の知識・理解が必要になる点にも注意しなければなりません。

PHPを登山に例えれば、3合目までは誰でも登れるものの、頂上に向かうためには獣道を歩かなければならないような言語です。フリーランスのPHPプログラマーとして活躍している人も少なくないため、習熟度がそのまま収入につながる言語と言えそうです。

GO

GO
特徴
Googleが開発したシンプルな言語
難易度
できること・作れるもの
スマホアプリ開発・サーバサイド開発
使える業種・就職先
将来性は高く大手企業転職も期待

世界的大企業のGoogleが開発したプログラム言語で、シンプルかつ高速な処理が可能な言語に数えられます。YouTubeの動画再生機能にもGOが用いられており、他の有名サイトでも導入が進んでいます。

誰が読んでも分かるプログラムを書きやすい特徴があることから、大規模開発に適した言語です。また、同じような処理を行う場合にJAVAの1/30しかメモリを消費しないため、メモリの負担を減らす意味でも有益です。

アメリカのHackerRank社が行った2020年の調査において、GOはエンジニアが学びたいプログラム言語ランキングで1位を獲得しています。

将来性の高い言語として認知され、プロが学ぶことを検討している言語ですから、習熟するメリットは多そうです。

難易度については、文法も分かりやすいので、初心者が勉強するのにも適しているとされます。

しかし、GO自体が既存の言語へのアンチテーゼ的存在でもあるため、まずは他のかんたんな言語を学んでからの方が理解しやすいでしょう

Swift

Swift
特徴
Apple社が開発したプログラム言語
難易度
できること・作れるもの
Apple社製品向けアプリ
使える業種・就職先
スマホアプリ開発・ゲーム業界など

Swiftと聞いて、ひょっとしたら某メーカーのカーナビなどに関連する言語だと連想した人もいるかもしれませんが、この言語の開発元はApple社です。

そのため、基本的にはiOSやmacOSのためのプログラミング言語になります。

Apple社のOS上で動かすためのアプリ開発には、もともと「Objective-C」というプログラム言語が使用されていました。

Objective-Cに関しては後述しますが、汎用性が高い分だけ習得難易度も高い傾向にあったため、Apple社は開発を続けるために不便な部分を改善しようと試みて、その結果Swiftが生まれました。

Objective-Cだけでなく、複数の言語を参考に生まれた言語で、コードもシンプルな形で表現できます。

多くの人がアプリ開発に携われるよう考えて生まれた言語だけあって、iOSアプリ開発は格段に難易度が低くなったという声もあります

ただ、他の言語の特徴を取り入れている分、プログラム言語をすでに学んでいる人の方が理解は早いでしょう。

独学を検討するのであれば、まずはMacあるいはiPadを用意して、専用アプリ「Swift Playgrounds」をダウンロードしましょう。

Kotlin

Kotlin
特徴
Androidの公式開発言語
難易度
できること・作れるもの
アプリ開発など
使える業種・就職先
Androidアプリ開発、サーバサイド開発など

Kotlinは、JVM(JAVA仮想マシン)上で動作する新しいプログラム言語で、JetBrains社が主導する形で開発されました。

JVMとは、分かりやすく言うと「JAVAのプログラムを動かすためのソフトウェア」のことで、これを使えばJAVAのプログラムにKotlinのコードを追加できるようになっています。

Google社がAndroidの公式開発言語としてKotlinを採用しています。言語としてJAVAに似たような概念を持つため、JAVAへの理解があれば覚えやすい言語です

また、言語自体が非Null型という特徴を持っていて、この特徴はNull安全と呼ばれることもあります。

プログラム言語初学者にとって、Nullと聞くと「?」マークがつくと思いますが、要するにKotlinを使えばプログラムの過程でエラーが出てしまうリスクを大幅に減らすことができるようになるのです。

そのため、JAVAの開発環境で課題だったコードの長さを解消でき、JAVAで数行のコードがKotlinで1行になるなど、スマートな記述が可能です。

Objective-C

Objective-C
特徴
iOS向けプログラム言語
難易度
できること・作れるもの
MacOS・iOSアプリ開発
使える業種・就職先
各種アプリ開発エンジニア

Swiftとの世代交代が起こっていますが、今なお現場では主要な言語として用いられているプログラム言語です。こちらもSwift同様、MacOS・iOSのアプリ開発に用いられています。

Objective-Cが生まれたのは1983年のことで、誕生当初はそれほど注目されていた言語ではなかったのですが、スティーブ・ジョブズ氏がApple社退任後に立ち上げたNeXT Computer社で、開発言語として採用されたことを契機に注目されます。

その後、NeXT Computer社はApple社に買収され、MacOS Xの誕生によってObjective-Cの知名度が広がりました。つまり、MacOS Xは、Objective-Cで開発されていたのです。

そのような事情から、Objective-CはApple社の公式開発言語として発表されており、Swiftが生まれる前まではMacOS・iOSアプリ開発に用いられてきました

今後はSwiftが主要開発言語になるケースが増えるものと思われますが、Swift自体の歴史が2014年からスタートしていることもあり、まだまだ現場ではObjective-Cが主流になるものと推察されます。

初学者として悩ましいのは、Objective-CとSwiftのどちらから先に覚えるべきか、という点でしょう。

ただ、Objective-Cがこれからメインストリームから外れるであろうことを考えると、やはり初学者はサポートがしっかり備わっているSwiftから勉強を始めた方が賢明かもしれません

C

C
特徴
プログラム言語の代名詞的存在
難易度
できること・作れるもの
Webアプリケーション・スマホアプリ・組み込みアプリ・ソフトウェア開発など
使える業種・就職先
幅広い分野での就転職が期待できる

C言語は、数あるプログラム言語の中でも非常に古い歴史を持っています。開発されたのは1972年のことで、人間にとって記述内容の解釈が容易な部類に入る「高級言語」の一つとして知られています。

現代まですたれずに残っているのは、その圧倒的な汎用性に理由があり、高度な開発を要する分野ではC言語の経験を問われることも多いようです。

それは、C言語を操るためには「コンピューターのハード面」についても深い理解が必要だからです。

逆に言えば、C言語を学ぶことにより、CPU・メモリに関することなど、コンピューターの仕組みや動作にも詳しくなれます。ただ、時代が進むにつれて便利なプログラム言語が増えてきているため、相対的に難易度は高くなっています。

実際のところ、初学者が学ぶにはハードルが高い言語の一つであり、就転職を見据えた時に、あえて学ぶ必要があるのかどうかは疑問です。

しかし、プログラムそのものの理解を深めたい場合・大規模なプロジェクトに参加したい場合などは、C言語をマスターすることが大きなアドバンテージになるでしょう。

C++

C++
特徴
C言語の改良版
難易度
できること・作れるもの
Webアプリケーション・ロボット・IoTの開発
使える業種・就職先
Web系・組み込み系・ゲーム開発系など

名前から連想できるかもしれませんが、C言語から派生したプログラム言語の一つで、もともとの特性を活かしながら、より効率よくプログラミングできるよう改良されています。

ハードウェアを直接制御する用途にも、ソフトウェアを開発する用途にも用いられるため、多くの開発現場で需要が高い言語です。

できることが幅広いため、Webアプリケーション・ロボット技術開発・IoT技術開発と活躍の場は様々です。また、C言語との互換性もあり、コンピューターの処理速度も速いというメリットもあります。

有名な例としては、世界中で利用されているWebブラウザ「Chrome」も、C++で開発されています。転職情報をチェックすれば、メガバンク向けインターネットバンキング開発・電力会社システム開発など、多くの案件が見つかります。

それだけに、当然ながら学習の難易度は高いですが、習得後に他の派生言語を理解するのが簡単になります本格的にプログラマーとして活躍したいなら、将来的に学んでおきたい言語の一つです。

C#

C#
特徴
Windowsとの相性が良いプログラム言語
難易度
できること・作れるもの
GUI・Webアプリ開発、ゲーム開発など
使える業種・就職先
製造業のシステム開発・一般企業のシステム管理・ゲーム業界など

こちらもC言語の系統に含まれ、マイクロソフトが開発しています。JAVAなど他の言語と似た文法があり、経験者にとっては比較的習得難易度が低いと言われています

開発の経緯から分かる通り、Windows上のアプリ開発に強みを発揮します。

統合開発環境「Microsoft Visual Studio」によって、開発環境はかんたんに構築できるようになっていますが、まったくプログラムの経験がない人にとっては難しいようです。

一方で、Web上から情報を集めやすいという学習者の声もあるため、後々のことを考えてC#を学んでおくのも一手かもしれません。

実際、C#でできることは多く、GUIアプリ・Webアプリ・ゲーム開発・クロスプラットフォーム開発など、様々な分野に応用が利くため、就転職時の選択肢は増えることでしょう

VB

VB
特徴
初心者でも扱いやすいマイクロソフト開発言語
難易度
できること・作れるもの
各種アプリ開発(深部までは至らない)
使える業種・就職先
自社用ECサイト等を開発する一般企業など

マイクロソフト社が開発したプログラム言語の一つで、各種アプリケーション開発に用いられています。もともとは「BASIC」というプログラム言語から派生しており、初心者向けの言語として認知されています

年々バージョンアップがなされており、初心者向けだからといって古いものになっていないところに特徴があります

人間が普段用いる言語と似た部分があって親しみやすい反面、汎用性にかけるデメリットがあり、VBだけを勉強しても他の言語を覚える際に苦労するかもしれません。

就転職を想定した場合、ゴリゴリの開発チームで働くようなイメージはありませんが、自社でECサイト開発者を抱えている事業規模の会社であれば、採用される可能性は十分あります

プログラムの可能性を知りたい人には、おすすめできる言語の一つです。

Ruby

Ruby
特徴
日本人が開発したプログラム言語
難易度
できること・作れるもの
各種Webサイト・サービス作成
使える業種・就職先
システム開発・運用系の案件など幅広い

多くのプログラム言語が海外で生まれていますが、Rubyはまつもとゆきひろ氏によって開発された日本発の言語です。まつもとさん自身が好きな複数の言語のエッセンスを掛け合わせて作られており、国際規格としても認定されています。

強みとなるのは「フレームワークを使い構築できるWebサイト」の制作で、具体的にはショッピングサイト・ブログサイト・アプリケーションサイトなどが得意分野になります。

就転職の案件をチェックすると、Rubyのみを主要開発言語として応募しているケースも見つかりますから、Rubyだけを学んでいる人でも転職のチャンスはありそうです。

これだけのパワーがある言語なのに難易度が低い理由は、やはり日本人が開発しているという点にあります。日本語で学べる環境が豊富なことから、日本人にとっては学びやすく、コストパフォーマンスが良い言語と言えるでしょう。

Perl

Perl
特徴
テキスト処理に適していて読みやすい
難易度
できること・作れるもの
Webサービス・アプリ開発・サーバー管理など
使える業種・就職先
業務系システム開発・Webシステム開発など

PHP・Pythonなど、新しいタイプのプログラム言語が生まれる中で影は薄くなっているものの、プログラムに精通している人の間ではよく知られている言語の一つです。

バージョンアップ後も古いコードを活かせるため、その後方互換性が評価されています。

また、コードを記述しながらプログラムの動作確認ができるため、Web系の短期開発ではPerlが使われるケースが多いようです。

求人も多く、Perl単独での募集は少ない傾向にあるものの、システム開発の分野で幅広く求人を探すことができます。

ただ、初学者が学ぶべき言語かどうかは悩むところで、新しい言語が登場した現代においては、学ぶメリットはそこまで大きくないかもしれません

他のやさしい言語を学んだ後で、必要に応じて勉強することをおすすめします。

SQL

SQL
特徴
データベースを制御するための言語
難易度
できること・作れるもの
データベース構築・データ分析など
使える業種・就職先
財務・金融系のシステム開発など

SQLは、ここまでご紹介してきたプログラム言語とは違う用途で用いられます。

いわゆる「データベース言語」と呼ばれるもので、たくさんのデータが集まったデータベースに対して問い合わせを行い、その結果を返してもらうための言語です。

つまり、データを管理した上で、ユーザー側が指定した条件を見つけ出す以上の機能は期待できません。

そのため、覚えることはそれほど難しくありませんが、例えばSQLだけでアプリを開発・制作するような用途に用いることはできません

とはいえ、データベースのアクセスが必要になる場面は現代でも多々ありますから、SQL自体の必要性が失われる可能性は低いでしょう。

単独で就転職先を探すのは難しいかもしれませんが、キャリアを補強する意味で覚えておくと役に立つはずです。

PL/SQL

PL/SQL
特徴
Oracle Databaseを便利に使うための言語
難易度
できること・作れるもの
SQLよりも細かい処理が行える
使える業種・就職先
データサイエンティスト・証券/金融系など

PL/SQLは、一言で言えばSQLの進化版で、Oracle社のデータ管理システム「Oracle Database」をより使いやすくするために用いられている言語のことです。

SQL単体よりも、より多くの手続き処理が行えるため、例えば以下のようなことも行えます。

  • 表から取り出したデータをもとに、レコードを更新するかどうかを判断する
  • あるSQLを、指定した回数で繰り返し実行する

また、PL/SQLによるプログラム全体をまとめてデータベースに送信・処理できるので、その分だけ手間を省けます。他にも多くのメリットがあるため、SQLを覚えるならPL/SQLも含めて考えた方がよいでしょう。

注意点としては、こちらもPL/SQL単体のキャリアで就転職するのは難しいという点です。他の言語について学ぶことも含め、キャリア構築を検討しましょう。

COBOL

COBOL
特徴
事務処理系に強い歴史ある言語
難易度
低(ただし学習環境は少なくなると予想される)
できること・作れるもの
事務処理・計算処理・帳票出力など
使える業種・就職先
金融・銀行業界を中心に幅広く

COBOLは世界的に見ても歴史の古いプログラム言語に数えられ、なんと1959年に開発された言語です。事務処理に最適な言語で、極端な話「事務員でも書けるプログラム」としてシンプルに設計されています。

よって、プログラムの専門知識を持っていない人でも書けるようになっていて、保守も難しくありません

一方で、新しく便利な言語が多数生まれていることから、COBOLを深く理解して運用しているエンジニアは少なくなってきています。

技術者自体の需要は当面なくならないので、システム移行などのニーズはあるものと思われますが、新規で覚えるかどうかは判断が分かれるところです。

就転職を考える際は、他の言語習得に注力しつつ、現場で覚えるようなスタンスでイメージした方がよいのかもしれません

3. まとめ

プログラム言語の特徴を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。プログラマーを目指す人、習得言語を増やしたい人は、将来性を考慮して選ぶと良いでしょう。

最初の一つの習得が大変ですが、一つ覚えれば2つ目以降の言語はスムーズに覚えられます。スクールや書籍などを利用して、習得していきましょう。

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