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2023/06/27 更新

[例文あり]エンジニア・プログラマーの志望動機の書き方

  [例文あり]エンジニア・プログラマーの志望動機の書き方

企業が人材を選考する際、とくに重視するファクターのひとつに「志望動機」が挙げられます。

その内容によって合否が決まることも珍しくないため、履歴書・職務経歴書(スキルシート)・面接で採用担当者に伝えるに値する志望動機を練ることが大切です。

この記事では、採用担当者にプログラマーとしての魅力を伝えるために参考にしてほしい、志望動機を書くコツと例文について紹介します。

未経験者の場合でも、プログラムに興味を持ったきっかけも含めて文章を構成する方法がありますから、ぜひ参考にしてください。

1. 志望動機を書くコツ

どんなタイプの企業に就職するにせよ、志望動機を書く際には「共通のコツ」というものが存在します。

以下のポイントを押さえるだけでも、より説得力のある志望動機を考えることができるはずです。

企業で自分がどう貢献できるかを伝える

求職者は、何らかの手段で求人情報を目にした結果、特定の企業を選んで応募します。企業を選ぶ以上は、何らかの理由があって選んでいるものと考えられますから、その理由をわかりやすく説明する必要があります。

ただ一方的に「自分がやりたいこと」「その企業に興味を持ったきっかけ」を伝えるだけでは、採用に結びつく可能性は低いでしょう。企業を選んだ理由が明快で、なおかつ自社にとってメリットがある場合に限り、志望動機は評価されるものと考えておきたいところです。

ポイントは、選んだ企業で自分がどう貢献できると考えているのか、ビジョンを明確に採用担当者に伝えることです。自分の持つスキル・提供できる能力を伝えたうえで、自分の目指すところを伝えることが大切です。

説明はできる限り具体的に

まったくの未経験者を除いて、プログラマーはプログラミング言語に関するキャリア、過去に取り組んだプロジェクトの内容など、実績の説明が求められます。

スキルシートには、勤務先・案件名・役割・言語・担当工程などの細かい情報を記載したうえで、担当したプロジェクトで何を学んだかについても書くことが理想です。

未経験者の場合は、職務経歴書のなかに「プログラマーを目指す明確な動機」が書かれていると、採用担当者が理由を推察しやすくなります。

たとえば経理職として長年働くなかで、既存システムの不便さに気づき、VBAやPythonなどを独学で学んだなどのエピソードがあれば、志望動機として説得力が増すでしょう。

総じてポジティブな内容にまとめる

本音をひも解けば、転職を検討する人は「現在の職場に何らかの不満がある」からこそ、転職という結論に至ったのだと思います。しかしそのまま採用担当者に伝えても、共感してもらえるとは限りません。

志望動機をまとめる際には、理由をポジティブな形で「書き換える」ことが肝心です。

人間関係に悩んで転職したのであれば、あえて「個人としての成果が問われる場面が多く、よりチームワークを重視した仕事に取り組みたかった」など、表現に一工夫加える意識を持ちましょう。

ほかには、社長や経営陣に対する不満から退職を検討した例が挙げられます。こちらに関しては、ビジョンの違いから離れたケースも十分考えられますから、逆に「御社のビジョンに強く惹かれて転職を決意した」といったトーンで文章をまとめるのもひとつの方法です。

うさ吉先生

自分のことだけでなく、会社への興味をしっかり伝えよう!

2. 経験者の場合の例文

志望動機を書くコツについて、いくつかご紹介してきたところで、続いては例文について紹介します。経験者の場合は、できるだけ過去の実績をベースに文章を組み立てることで、説得力を増すことにつながります。

○○銀行に常駐し、業務システムの開発に携わってまいりました。
業務のなかで金融に関する事務知識を培う機会に恵まれ、おもにC言語・Javaをメインにプログラミングを担当しておりましたが、フードロスのボランティア活動で数量集計のためPythonを独学した経験がございます。

行内で行なわれたセミナーで御社の○○様のお話を拝聴する機会があり、銀行ではなかなか経験できないベンチャーな取り組みから、常に新しい方向へと舵を切るチャレンジ精神に強い魅力を感じて、今回志望させていただきました。

3. 未経験の場合の例文

未経験者が志望動機を準備する場合、熱意と勉強する姿勢をどう伝えるかが重要です。

現在の環境でプログラミング言語を学ぶことに至った理由、独学後にできるようになったことをまとめた体験談など、技術面よりもモチベーションの高さを伝えるように志望動機を構成しましょう。

前職では広告代理店に勤めており、そのなかで自社サイトのコンテンツ作成に携わる機会がございました。
そこでレイアウトを工夫するためHTML・CSSについて学ぶ機会があり、そこから少しずつプログラム言語を学ぶことに興味を持つようになりました。

「誰よりもわかりやすいプログラミング」というキャッチコピーをかかげ、老若男女問わずプログラミング教育に携わる御社の経営理念に共感いたしました。
そこで独学者の視点を活かす形で貢献できればと考え、志望いたしました。

4. まとめ

プログラマーとして魅力的な志望動機を作成するためには、自分がこれまで歩んできた道のりが応募先へと続いている「必然性」を、志望動機に盛り込む必要があります。

抽象的な表現は避け、できるだけ具体的に志望動機を構成することが、採用への近道となるでしょう。

うさ吉先生

プログラマーはとくに論理的思考が必要だから、つじつまの合った志望動機が大事だぞ

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