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2024/10/24 更新
個人で簡単にネットショップが作れる?BASE(ベイス)をまるっと解説
最近テレビCMでもよく見かけるネットショップ開設実績No.1のBASE(ベイス)を紹介します。
BASE(ベイス)の料金プランは、月額費用がかからず商品が売れたときの手数料のみ発生する「スタンダードプラン」と、月額費用はかかるが業界最安水準の手数料で利用できる「グロースプラン」の2つがあり、ショップの売上に合わせて選択できます。
無料でネットショップ運営ができる「スタンダードプラン」からスタートして、売上が拡大したら「グロースプラン」に切り替えるのがおすすめです。
「グロースプラン」の決済手数料は、業界最安水準の2.9%と低く抑えられているため、売上の大きいネットショップほど向いています。
BASEの基本情報
Contents
1. BASE(ベイス)とは
BASE(ベイス)とは、個人や企業などが自由にネットショップを作成できるWebサービスです。
BASEの紹介動画
平成24年に設立されたBASE株式会社によって運営されています。
BASEで開設されたネットショップ数は220万ショップを突破しており、利用者から高く評価されていることがわかります。
BASEがCMなどで認知されてきたのは最近のことですが、運営企業は意外にも設立されてから年数が経っています。年数が長いことは、信頼できるサービスであることがうかがえます。
無料で簡単にネットショップが作れる便利なサービスなんだ
2. BASEのメリット
それでは、BASEを利用するメリットについて確認していきましょう。
簡単にネットショップ作成
BASEを使えば、パソコン初心者でも簡単にネットショップを作ることができます。自分が気に入ったデザインを選択するだけで、ネットショップが作成できるのです。
HTMLやCSSなど簡単なコーディングの知識がある人であれば、ページデザインをカスタイマイズすることも可能です。
ネットショップ初心者はもちろんのこと、ある程度経験がある人でも満足のいく使い方ができるのが特徴です。
アプリ機能が充実している
ネットショップの運営を楽に行なうために、BASE内では「BASE Apps」と呼ばれるアプリサービスが展開されています。
商品選択や配送日設定、カテゴリー管理などショップ運営をするのに欠かせない機能をそれぞれアプリ化して、利用する機能のみダウンロードできる仕組みになっています。
自分でプログラミングを行なって機能を追加する必要がなく、非常に便利な機能となっています。
ショップの集客ができる
せっかくネットショップを作っても、アクセスが増えないとなかなか商品が売れません。
BASEを使ってネットショップを作れば、BASEのプラットフォーム内で自分のネットショップが公開されるため、ネット検索で上位に表示されなかったとしても集客することができます。
BASEで公開されているネットショップ開設数は220万店以上です。すでにアプリ内で巨大な市場ができているので、このBASE市場のなかに自分のネットショップを公開することができます。
ネットショップ開設で忘れがちなのが集客だ!BASEのショッピングアプリに公開できるのはありがたい
3. BASEのデメリット
次に、BASEのデメリットについて見ていきましょう。
デザイン編集に限界がある
HTMLやCSSによるカスタマイズが可能とはいえ、デザインの範囲には限界があります。
BASEの編集画面は使い方が難しく、細かい箇所を編集するのにかなりの作業時間がかかります。
ただ初心者で、複雑なカスタマイズをしないのであれば問題はないでしょう。
初期設定の項目が多い
登録をしたあとにショップ情報を入力するのですが、BASEは最初に設定する項目が多く、入力しないと次に進めません。
後々必要なので、最初にやっておくに越したことはないのですが、設定完了までにめげる人がいるかもしれません。
初期登録はたしかにちょっと大変なんだ
4. BASEの料金プランと手数料
BASEの料金プラン
*グロースプランは年払いにすると月額16,580円
BASEの料金プランは、無料の「スタンダードプラン」と月額19,980円の「グロースプラン」の2プランがあります。
ショップの規模やニーズに合った料金体系を選べます。「グロースプラン」は12か月分まとめて一括払いにすると、月払いより年間40,800円お得です。
どちらのプランでも、BASEのすべての機能を無料で使うことができます。
ただしオプション機能の追加、プロのクリエイターが作成したオリジナルのデザインを使用する際は、別途追加料金が必要です。
デフォルトの機能だけでも十分ネットショップを運営できるので、最初はスタンダードプランから始めましょう。
BASEの手数料
ただ注意しなくてはいけないのが、商品が売れた場合にかかる手数料です。手数料は「商品+送料」にかかります。
- スタンダードプラン
- 決済手数料:3.6%+40円
Amazon Pay、PayPalは4.6%+40円
サービス利用料:3% - グロースプラン
- 決済手数料:2.9%
Amazon Pay、PayPalは3.9%
スタンダードプランでは、1注文ごとにサービス利用料3%と決済手数料3.6%+40円がかかります。
グロースプランは、1注文ごとにBASEかんたん決済手数料2.9%のみです。
もし月商50万円を超えるショップに成長したら、グロースプランに切り替えると費用を抑えて運営することができます。
ネットショップ開設は無料だが、手数料はかかることを念頭に置いておこう
5. BASEの決済はなにが使える?
BASEの決済では、以下の手段が利用できます。
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- 銀行振り込み
- キャリア決済
- Paypal決済
- Amazon Pay
- あと払い(Pay ID)
上記から、自分が利用したい決済手段を選ぶことができます。
1つの決済手段に固定する必要はありません。販売する商品によって、決済手段を変えることもできます。
基本的な決済方法は揃っている。欲を言えば、代引き決済が欲しいところだ
6. BASEのデザインはおしゃれ?
BASEのデザインは、無料で利用できるものでも十分おしゃれです。
「デザインにこだわりたい」「まわりと被りたくない」という人は、有料でプロのデザイナーが作成したデザインを使うことも可能です。
有料デザインは5,000円から販売されており、なかには10,000円を超えるものもあります。デフォルトのデザインと比べると、細部に渡って細かく作り込まれています。
80種類以上のデザインから選べるので、ショップのイメージにぴったりのデザインを見つけてみてください。
初期投資と思えば、そこまで高いものではないぞ
7. BASEは独自ドメインを使える?
BASEでは、独自ドメインをショップのURLとして使用可能です。
これまで別のサイトでネットショップを運営していた人でも、ドメインをBASEに移すことで、これまで通り集客することができます。
独自ドメインを設定するアプリケーションを無料で取得できるので、あとはそのアプリを利用すれば簡単にドメインを設定できます。
できるなら独自ドメインがおすすめだ
8. BASEの使い方
BASEを実際にさっそく使ってみましょう。
BASEのネットショップ開設手順はこちら↓
9. BASEの口コミ・評判
BASEで出店してみた感想や評判を見ていきましょう。
費用面では満足度が高いですが、機能面では賛否両論のようです。たしかにBASEは機能が多いので、初心者が使いこなすのは難しいかもしれませんね。
良い口コミ
- 登録料と月額費用が無料なので嬉しいです。決済手数料も6%ちょっとなので、お得に自分のショップを持てるのはありがたいですね。
- とにかく操作が簡単です。Facebookと連携するだけでインスタでも販売できるのも楽ちんです。
- 独自ドメインの取得には費用がかかるけど、はじめから無料で独自ドメインが使えるのはありがたいと思います。
- HTML/CSS対応で自由度が高いです。LIVE機能がおすすめで、お客さんとリアルタイムでやり取りができるから、細かい商品詳細を伝えるのに助かります。
悪い口コミ
- 機能が多すぎてわからなくなります。面倒くさいし、目を通さなきゃいけないこと多過ぎてなんだか疲れます。これならフリマアプリのほうが簡単で良いなと感じました。
- 結局おしゃれだなと思うテンプレートは有料なことが多いです。しかも値段が5,000円からとけっこうお高いので、手が出しにくいのもちょっとなと思ってしまいます。
- HOWTO記事が多くて、欲しい情報が見つかりにくいです。ショップ開設のときには役に立ったけど、キーワード検索しても記事が多過ぎて探しにくいです。このあたりは初心者向けじゃないかもしれません。
10. BASEでのトラブルを防ぐには?
ネットショップを運営するうえで、トラブルは未然に防ぎたいものです。
ここでは、BASEでありがちなトラブルをいくつか紹介します。
振込申請しなかったら売上金は失効してしまうの?
売上金を自分の口座に入金してもらうためには、振込申請をしなくてはなりません。
振込申請には期限があって、ショップの売上が計上された日から6か月間です。期限を過ぎると、売上金は失効してしまいます。
そこでおすすめは、BASEカードの利用です。振込申請を待つ必要がなく、全国のVisa加盟店でBASEの売上をすぐに使うことができます。
アンティークや古着などの中古品は販売することできる?
中古品の販売は可能です。
しかし販売者は、古物商許可申請をしないといけません。それぞれの自治体の警察署で申請することができます。
アカウント削除では退会にならないの?
退会するには、メインメニューから退会手続きをすれば、アカウントごと削除されます。
何らかの理由で複数のアカウントを持っている場合は、すべてのアカウントを削除する必要があります。
11. BASEの解約・退会方法は?
BASEの解約・退会を行なう場合は、ホームページにある「退会ページ」より手続きすることができます。ただ、退会を行なう際は以下の点に注意してください。
解約・退会の注意点
- 最終注文日から60日以内は退会できない
- 振込可能残高が751円以上残っている場合は、振込申請をしてから退会する
一度退会してしまうと、残高の振り込み申請はできなくなるので、退会前にかならず申請を行なうようにしましょう。
12. BASE(ベイス)まとめ
BASE(ベイス)は、無料でネットショップを作成できる非常に便利なサービスです。
プログラミングの知識がなくても、ネットショップを作れますので、いままでネットショップの作成を諦めてた人でも、問題なく利用できます。
海外への配送も可能なので、越境ECに挑戦したいと思っている人も、ぜひ利用してみてください。
スタンダードプランなら売れなくても経費がかからないから、まずは試す価値ありだ