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2024/08/22 更新
IT・ウェブ業界に転職!デザイナー・ディレクターに強い求人サイト
IT・ウェブ業界で、スキルアップのために転職する人や未経験からデザイナーになろうとする人は、効率よく転職活動するためにもIT・ウェブ業界に特化した求人サイトを知っておきたいですね。
転職に有利になるスキル、Webデザイナーが働く会社の特徴、登録しておきたい求人サイトについて紹介します。
Contents
1. 就職・転職する前にチェック!デザイナー・ディレクターの必須スキル
デザイナー・ディレクターは、経験や未経験に関わらず、就職・転職する前に自分のスキルを知っておく必要があります。
自分のスキルは、面接で説明したり、職務経歴書やポートフォリオに記載したりします。自分のクリエイターとしてのスキルを項目ごとに見ていきましょう。
デザインスキル
Photoshop
Photoshopの使用歴はどのぐらいか、なにができるかを記載します。
Webサイトのデザインができる、バナーが作成できる、レタッチができる、グラフィックが作成できるなど、使用できるツールと合わせて「できること」を記載するとわかりやすいです。
Illustrator
Illustratorも同様、使用歴はどのぐらいか、なにができるかを記載します。
たとえばロゴ、イラスト、DM制作など、経験があるものを書きましょう。
XD
最近は、Photoshopと同じAdobe製品のXDでデザインを行なう人がいるので、こちらを使用する人はそれを記載します。
デザインよりは、ワイヤーフレーム制作に使う場合が多いので、XDでワイヤーフレームを作成する人はその旨記載しましょう。
コーディングスキル
HTML・CSS
いまはHTML5とCSS3が主流なので、それが問題なく書けることを記載します。
スキルの幅がわかるように、作成した案件の規模を記載すると良いでしょう。100ページ以上のサイト構築、レスポンシブコーディング、システム案件などです。
また使用しているコーディングソフトも記載します。Dreamweaverが問題なく使えるなど、使用しているソフトを書きましょう。
WordPressやMovableTypeの経験があれば、ここで触れておきます。
未経験の人は、個人で勉強した範囲で書きます。できればレスポンシブ、WordPressまでできていると採用に近づきます。
レスポンシブコーディングはプロでも難しくてうまく書けない人が多いんだ
JavaScript
JavaScriptは、jQueryのライブラリを使用して書けるか、それともjQueryがなくても書けるかを記載します。
ここでも、実績経験があれば書きましょう。JSで動きがあるサイトの作成、パララックス、APIの連携・開発などです。
Webデザイナーであれば、JQueryを使っての実装がほとんどです。コーダーやフロントエンジニアに関しては、ダイナミックな動きのあるJS実装や、APIの連携経験が必要になってきます。
またNode.js、Vue.js、React.jsの使用経験があれば、合わせて記載しておきましょう。
Git
Gitは、バージョン管理システムです。使用経験があれば、かならず記載しておきましょう。
ここまでが基本的なWebデザイナーのスキルだ。これ以降はあるとプラスになるから経験があれば書いておこう
ディレクションスキル
ディレクションスキルは、Webデザイナーに必須ではないですが、経験があれば記載します。
スケジュールや進捗管理、見積もり作成、予算管理、クオリティチェック、企画・提案などです。会社によってディレクションの範囲が違うので、どこまでやっていたのか書いておくと親切です。
またBacklog、GitHub、Redmineなどのプロジェクト管理ツールの使用経験があれば書いておきましょう。
マーケティングスキル
マーケティングスキルもWebデザイナーに必須ではないですが、経験があれば記載します。
Web広告、SNS運用、アナリティクスの解析などが挙げられます。SEOの基本的な知識も持っておくと、採用のときに有利です。
ライティングスキル
Webデザイナーの採用でほとんど問われることはないですが、メディア関連の会社に務めるのであれば書いておくと良いでしょう。
記事のライティング、ブログ作成、ソーシャル運用の経験などです。
実際にマスコミやメディア会社で働いたことがあれば、その経験を書きます。
アピールしておきたいスキル
技能以外にも、アピールできるマネジメントスキルやコミュニケーションスキルがあれば記載します。
マネジメントスキル
マネジメントの経験があれば記載しましょう。チームリーダーの経験もOKです。
コミュニケーションスキル
営業職、接客業をしていたのであれば、コミュニケーションスキルをアピールしましょう。
箇条書きでスキルシートの提出を求められる場合もある。臨機応変に対応しよう!ディレクションスキルはなるべく身につけておきたい
デザイナー・ディレクターとしてのスキルを証明できる資格があれば、より説得力がありますね。
Webデザイナーを目指すうえで役立つ資格はこちら↓
2. どんな会社を選べば良いのか
業種別の特徴とは
実際にどんな仕事がしたいかによって、受ける会社は変わってきます。
業態別に、会社の特徴を見てみましょう。
業態 | 内容 | たとえば… |
---|---|---|
Web制作会社 | 依頼を受けたホームページの受託制作を行ないます。会社によりますが、コーポレートサイト、サービスサイト、LP、メディアサイトなど幅広いのサイト制作に携われます。小規模の会社は、残業が多く忙しい印象。 | IMG、teamLabo、LIGなど |
システム系の制作会社 | システム案件中心の受託制作、保守運用を行ないます。ECやBtoB案件が多い印象。在籍のWebデザイナーは少なく、グラフィカルなデザインは求められないが、UIなどの使い勝手の良いデザイン制作が求められます。 | – |
大手IT | 大手ITでは企画、運用がメイン。Webデザイナーはキャンペーン、コラボ企画などのページ作成が多い印象。新しいサービスを立ち上げるときは、サイトデザインをする場合もあります。 | 楽天、リクルートなど |
広告代理店・マーケティング | 大型案件が多い。実際の制作は、制作会社に委託することも少なくありません。制作に集中したい場合は、大手代理店の子会社などが良いでしょう。 | 電通、博報堂、Cyber Agent、オプトなど |
自社メディア運営会社 | 自社メディア、サービスの運用。記事やキャンペーンページのデザインが多い印象。新しいサービスの立ち上げのときには、企画からデザインまで携わることができます。 | カカクコム、クックパッド、アイスタイル(@cosme)など |
*会社は大手企業をピックアップ
制作のスキルを上げたいなら
制作のスキルを磨きたいのであれば、Web制作会社、システム系の制作会社のような制作会社がおすすめです。
いろいろな種類やジャンルのサイトが作成できるので、幅広い知識がつきます。技術的に難易度が高い案件も多く、より力が鍛えられます。
そのかわりタイトなスケジュールであったり、小規模であれば社員数も余裕がない会社が多いので、残業が多くて給料はほかの業態に比べて少ない傾向にあります。
高収入を目指したいなら
高収入を目指すのであれば、大手IT・広告代理店が良いでしょう。自社メディア運営会社でも、大手であればお給料は高く設定されています。
大手IT・広告代理店は、携わる案件も大きくのでやりがいもあるでしょう。
しかし基本的には、企画やディレクションがメインになることが多く、実際に制作があまりできない場合もあります。
落ち着いた会社で働きたいなら
落ち着いた会社で働きたいのであれば、自社メディア運営会社が良いでしょう。スケジュールは自社でコントロールできるので、タイトなスケジュールで時間がないなんてことはありません。
ビジネススタイルが確立しているので、基本的には落ち着いて仕事ができます。
デメリットは、ある程度運用スタイルが決まっているので、制作スキルの向上を目指すには物足りないかもしれません。
制作会社のような労働集約型ビジネスは、大変なのにお給料が上がらない実情はある。ただやりがいとスキルアップに繋がるから、若いときには経験しておいたほうが良いぞ
3. IT・Web業界で働く人が登録しておくべき求人サイト6選
Web業界で働く人が登録しておきたい求人サイトには、Webやクリエイター向けの求人サイトと大手求人サイトがあります。
Webやクリエイター向けの求人サイトは、Webデザイナー向けの求人が多いので、気になる求人が掲載されているサイトはかならず登録しておきましょう。
大手求人サイトは、大手の求人やクリエイター向け求人にはない求人が掲載されているので、少なくとも1つは登録しておきたいところです。
Webやクリエイター向けの求人サイト
Green(グリーン)
- スキルアップ転職
- ◎
- 未経験
- △
- 案件数
- ◎
- スカウト
- あり
Greenは、Webやクリエイターに特化した求人サイトです。とくにスキルアップ転職したい経験者は、抑えておきたい求人サイトです。
企業側からするとGreenは採用コストが高いので、未経験は採用されづらいかもしれません。
MOREWORKS(モアワークス)
- スキルアップ転職
- ○
- 未経験
- ○
- 求人数
- △
- スカウト
- あり
クリエイティブな会社の求人が揃った求人サイトです。
求人数はほかと比べて少なめですが、クリエイティブな制作会社に特化しているので、デザインに強い会社を探すのであれば、必須で登録したいサイトです。
- スキルアップ転職
- △
- 未経験
- ◎
- 求人数
- △
- スカウト
- あり
Web業界に特化した求人サイトです。とくに未経験、初心者の人におすすめです。
大手求人サイト
リクナビNEXT
- スキルアップ転職
- ◎
- 未経験
- ○
- 案件数
- ◎
- スカウト
- あり
大手求人サイトのリクナビNEXTは、求人数が多く、掲載している業種が幅広いのが特徴です。職種問わず、あらゆる転職者にマッチするのがメリット。
求人サイトのなかでは老舗なので、求人の質が高く、必須で登録しておきたいサイトです。
indeed(インディード)
- スキルアップ転職
- ○
- 未経験
- ○
- 案件数
- ◎
- スカウト
- あり
CMで知名度をグッとあげたindeedもWebデザイナーの求人数が多いので、気になる会社があれば登録しておきましょう。
正社員同様、アルバイト、パート募集の求人も多いので、未経験者にもおすすめです。
マイナビ転職
- スキルアップ転職
- ○
- 未経験
- △
- 案件数
- △
- スカウト
- あり
Webデザイナーの求人数は少ない印象ですが、マイナビにしかない求人があるので、余裕があれば登録しておきたいサイトです。
Green、MOREWORKS、リクナビNEXTはよくチェックしていたなあ
4. IT・Web業界で働く人に強い転職エージェント5選!未経験OK
エージェントも求人サイト同様、専門転職エージェントと総合転職エージェントがあります。
こちらも専門転職エージェントは2つ程度、総合転職エージェントは2つ程度登録するのがおすすめです。
基本的には職歴がある人の転職方法ですが、未経験でも登録できるエージェントはあります。未経験でも2つ程度は登録しておきたいですね。
専門転職エージェント
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT/Web系のクリエイターに特化した転職支援サービスです。IT向けの求人サイト、エージェントを数多く揃えており、IT/Web系に強い印象。
職務経歴書の添削、模擬面談で事前準備を行ってくれるので、サポートも安心です。
さらに業界の事情に詳しく、各企業の方針、社風、採用ポイントを教えてくれるので、心強い味方です。
マイナビクリエイター
マイナビクリエイターは、Web業界・ゲーム業界に特化した転職支援サービスです。求人の選択肢が広いので、異業種への転職が可能です。
クリエイター特化のため、ポートフォリオの作り方のサポートがあります。嬉しいポイントです。
Webist(ウェビスト)
ウェビストは、Web業界・広告/出版業界で活躍しているクリエイター専門の求人情報サイトです。Webistの運営会社クリーク・アンド・リバー社は、1990年に設立されたクリエイター・エージェンシーのパイオニアです。
大手・有名企業の求人情報が豊富にあり、さらに働き方も正社員、契約社員、紹介予定派遣、派遣、業務委託と選ぶことができます。
Geekly(ギークリー)
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界専門の人材紹介会社です。
公開されている求人があるので、気になる会社があれば登録しておきましょう。
総合転職エージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントでは、一般公開している求人のほか、10万件以上の非公開求人を取り揃えています。応募が殺到するため、非公開にしている求人を紹介してもらえます。
求人の紹介だけでなく、職務経歴書・履歴書などの書類の添削、会社独自に分析した業界・企業情報の提供、志望企業への推薦のサポートを行なっています。
doda(デューダ)
dodaの転職エージェントは、職種、年齢、経験を問わず、さまざまな人が利用できます。毎週月、木と新着案件が更新されるので、つねに新しい求人が見つけられます。
dodaの転職エージェントでも、履歴書、職務経歴書の書き方のサポートや、企業への推薦状のサポートが受けられます。
私の経験がないときでもエージェント会社は紹介してくれたから、登録しておいて損はないぞ
5. フリーランスのIT・Web業界向けおすすめ求人サイト
最近デザイナー・エンジニアは社員でもなく、派遣でもない形の就労形態が増えています。
それは、業務委託という形で会社に週3〜5日通う形の働き方です。
フリーランスになっても、営業と制作とを両立するのは難しいのが現実。週3日は会社に通い、そのほかは自分の受託制作に時間を回すこともできます。
リモートでの在宅勤務OKという会社も多く、自由度は高く、かならずしも週5日通う必要がないので、新しいフリーランスの形としての求人サイトがどんどん増えています。
ただ、この働き方は未経験だと難しいので、Webデザイナーとして経験を積んでから、新しい働き方と考えたほうが良いでしょう。
Crowdtech(クラウドテック)
クラウドテックは、フリーランスのための求人サービスです。専属キャリアサポーターが最適なお仕事を紹介してくれます。
社会保障や福利厚生も充実しているので、フリーランスは助かりますね。
PRO WORKS(プロワークス)
PRO WORKSは、デザイナー・マーケッターのための案件紹介サービスです。フリーランサー向けに案件の紹介だけではなく、さまざまな支援・サポートを行なっています。
フリーランスになったばかりは不安が多いですが、PRO WORKSは案件設備準備費用の負担やボーナスの支払いがあるので安心です。
メンターが相談にのってくれるので、希望に沿った案件を探すことができます。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、フリーランスのデザイナーにWeb系を中心とした案件情報を紹介します。
案件の参画から参画後までサポートしてくれます。低マージンなのも嬉しいポイント。
エンジニア案件が多い印象ですが、デザイナー案件も揃っているので登録しておきたいですね。
ITPRO PARTNERS(ITプロパートナーズ)
ITPRO PARTNERSは、デザイナーやエンジニア向けのお仕事紹介サービスです。
ほかのサービスよりも日数が少ない週2、3日稼働の案件を多く扱っています。受託制作と並行して仕事を受けたい場合は、週稼働日数が抑えられると動きやすいですね。
このタイプの求人はフリーランスにとっても助かるんだ
6. IT・Web業界向けおすすめ案件サイト
フリーランスWebデザイナー向け案件サイトは、仕事を案件ベースで探すことができます。
求人サイトでは、週何日と日数で押さえますが、案件は「ホームページを作ってください」「実装してください」など、案件で受けるので自由度が高くなります。
完全にフリーランスで仕事を探すのであれば、クラウドワークスやランサーズの登録は欠かせません。
案件の受注は大変ですが、自由な時間と場所で働けるので、フリーランスでしっかりやって行こうと思っている人は登録しておきたいサイトです。
クラウドワークス
クラウドワークスは、初心者や未経験でも受けられる仕事が多いのが特徴です。
単価が低いものもありますが、実績を積むにはまず登録したいサイトですね。
ランサーズ
ランサーズは、よりプロよりの案件が多いのが特徴です。
7. IT・Web業界で働く人の必須ツール!ポートフォリオとは?
Webデザイナーとして就職活動をする場合、ポートフォリオの提出は必須になります。
職務経歴書と同じようなものなので、かならず作成しておきましょう。
ポートフォリオの作り方はこちらをチェック↓
8. クリエイターとして成長したいならスキルを磨こう
IT・Web業界の求人は、正社員や派遣だけでなく、フリーランスとしてもさまざまな形の働き方があります。
スキルを身につけたいなら、まずは制作会社でしっかり鍛えられるのが早道かもしれません。
スキルが身につけば、フリーランスで自由な働き方ができるので夢がありますね。
私も制作会社からスタートアップ、フリーランスといろいろ経験したぞ
Webデザインをイチからしっかり学ぶのもありですね↓