ネットショップ
2022/04/14 更新
Shopify(ショッピファイ)使い方と導入必須のおすすめアプリ

「越境ECは難しそう…」と思っていませんか。
海外向けのネットショップを出店したいけど、なにかと不安や懸念があり、せっかくの挑戦を断念してしまうことも。
カナダ発のECプラットフォームであるShopify(ショッピファイ)を導入することで、海外販売に強いネットショップを構築することができます。
多言語や多通貨決済サービスをはじめ、海外発送にも対応しているから安心です。
しかもiPhone用とAndroid用のモバイルアプリが用意されており、いつでもどこでもスマホから操作するとこができます。
ネットショップ初挑戦の人は、月額29USDで基本的な機能がつくベーシックプランがおすすめです。
ここでは、Shopifyの使い方を紹介します。すでに登録した人も、まだ登録していない人も、多くの便利機能があるので参考にしてください。

Shopifyは14日間の無料トライアルがあるから、実際に使いながらこの記事を読むとわかりやすいぞ
Shopify導入のメリットやデメリット、実際に使ってみた評判やストア事例はこちら↓
Contents
- 1. Shopifyの使い方
- 2. Shopifyの基本機能
- 3. Shopifyのカスタマイズ
- 4. Shopifyのおすすめアプリ
- 多言語アプリ「langify」
- 他通貨変換アプリ「BEST Currency Converter」
- ページビルダーアプリ「Shogun Landing Page Builder」
- 購入ボタンアプリ「Buy Button」
- お問い合わせフォームアプリ「Contact Form」
- FAQページ作成アプリ「HelpCenter」
- ロゴメーカーアプリ「Hatchful」
- ドロップシッピングアプリ「Oberlo」
- 国内や海外配送アプリ「Ship&co」
- 物流自動化アプリ「オープンロジ」
- 帳票発行アプリ「Order Printer」
- 自動連携アプリ「エクストエンジン」
- 定期購入アプリ「Bold Subscriptions」
- 予約注文アプリ「Pre-Order Now」
- オリジナルプリント作成アプリ「Printful」
- 予約機能アプリ「BookThatApp」
- メルマガアプリ「Omnisend Email Marketing」
- ポイントアプリ「Loyalty, rewards and referrals」
- 商品レビューアプリ「Product Reviews」
- プッシュ通知アプリ「PushOwl Web Push Notification」
- 買い物アプリ「Shop」
- POSレジアプリ「Shopify POS」
- SEO対策アプリ「SEO Site Audit, Benchmark Hero」
- 5. Shopifyの使い方まとめ
1. Shopifyの使い方
さっそくShopifyのアカウントを作るところから始めていきましょう。
Shopifyでのネットショップの作り方【アカウント登録・商品登録・デザイン・配送設定・決済方法設定】
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1.まずは14日間無料で登録する
メールアドレスを入力して、Shopifyに登録します。
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2.管理画面から商品登録する
管理画面から商品を追加していきます。
もし英語での表記となっている場合は、管理画面のSettingから日本語化してください。
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3.商品コレクションを作成する
いくつか商品を追加して、コレクションを作ってみましょう。
商品を価格帯やジャンル別に登録できます。セール品をあらかじめ分類しておくと、あとでアップするときに便利です。
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4.固定ページを作成する
お問い合わせや特定商取引法など、固定ページを作成することも可能です。
お問い合わせページを作成したいときは、テンプレートは「page.contact」を選択しましょう。
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5.メニューを作成する
ストアのヘッダーやフッター箇所にリンクを作成して、メニューを作っていきます。
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6.ストアをデザインする
ショップのイメージに合うテーマを選びます。
無料のテーマも多く揃えています。最初は無料のテーマから試してみましょう。
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7.画像や文字を追加する
ストアの雰囲気に合うように、画像や文字をカスタマイズしていきます。
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8.送料と配送方法を設定する
配送設定ページから送料と配送方法を設定していきます。
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Shopifyでは、海外発送できるように初期設定されています。商品ごとに異なる配送方法と送料を決めることもできます。
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9.決済方法を設定する
決済設定メニューから決済方法を決めていきます。
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Shopifyでは、はじめからShopifyペイメントが紐づいています。PayPalとStripeの2つは、まず最初に導入しておきたいところです。
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10.これで基本設定は完了
なんとなくネットショップの形が見えてきたのではないでしょうか。
ストアのニーズに合わせてアプリ(拡張機能)を追加することもできます。
取引シミュレーションをしてテスト注文を行なうことで、注文処理、在庫、配送、メール通知、および税に関する設定が正しいかどうかを確認できます。もし支払い設定を変更するなら、そのたびに少なくとも1回テスト注文を行なう必要があります。

ストアの作り方に自信がない人は、ストア開設ガイドのPDF版があるから、それを見れば大丈夫だ
2. Shopifyの基本機能
Shopifyには、ECサイトを運営するのに必要な機能がすべて揃っています。
数多くある機能のなかでも、基本的な機能は最初に押さえておきましょう。
フロント機能
- 商品ページ
- ショッピングカート
- 会員ページ
- お気に入り登録
- ブログ
- 問い合わせ
フロント機能とは、お客さん側が使う機能のことです。
商品を見つけやすくするための商品一覧や商品詳細ページの機能があります。絞り込み検索も可能です。
またお客さんが注文商品や購入数を変更できたり、配送や決済方法を選択できるショッピングカートを使えます。ショッピングカートは、会員登録なしのゲスト購入もできます。
ほかにも押さえておきたい機能として、ブログや問い合わせページが追加できたり、外部サービスとのSNS連携、ギフトカードやクーポンコードの発行、カゴ落ち対策メールにディスカウントコードを適用することも可能です。
管理機能
- アカウント管理
- オンラインストア
- 販売チャンネル
- トップページ
- 商品管理
- ロケーション
- テーマ
- 決済方法
- ドメイン
- 配送
- 税金
- 注文管理
- チェックアウト
- 顧客管理
- ストア分析
- マーケティング
- 生産性向上ツール
- アプリ管理
- コンテンツ管理
- システム情報設定
管理機能は、運営者側が使う機能です。
注文情報を管理する注文管理、商品の登録や仕入れ・在庫の管理をする商品管理、お客さんの個人情報を管理する顧客管理の機能があります。
この3つの管理機能以外にも、スタンダードプラン以上であれば、プロフェッショナルレポート機能が使えます。
自分のストアでなにが売れているのか、どんな人が購入しているのかなど、簡単なストア分析やマーケティングができるようになります。

Shopifyはこの購入者の分析機能が人気の所以だ!
3. Shopifyのカスタマイズ
Shopifyは、基本的にデザインのテーマや自分たちの欲しい機能を見つけて利用すれば、ほぼECサイトはでき上がります。
しかし「ストアデザインをもっとおしゃれに見せたい」「もう少し商品の見せ方にこだわりたい」という場合には、ECサイトのカスタマイズや自作も可能です。
イメージしているECサイトに近づけるため、Shopifyの初級編として知っておきたいカスタマイズ方法をお伝えします。
テーマのカスタマイズ

トップページを編集するには、オンラインストア > テーマのカスタマイズ画面から編集していきます。
カスタマイズしたい項目を変更したり、セクションを追加することで、ストアの見た目と雰囲気を変えることができます。
またページビルダー(WordPressではブラングイン)を使うと、コード編集することなく、オリジナリティのあるページを作成できます。
上級編になると、HTMLやCSSに加えてLiquidというShopifyのテンプレート言語を使って、より細かくカスタマイズしていくことも可能です。
商品ページのカスタマイズ

商品ページは、商品管理 > すべての商品の商品を追加する画面から編集していきます。
商品詳細は、ネットショップの売り上げに大きく直結する部分です。
とくに商品を魅力的に見せるための画像はもっとも重要となります。その点、Shopifyは1枚あたり20MBと最大画像サイズもさることながら、アップロードできる最大枚数も250枚と他社と比べても優れています。
そして商品の特徴は、テキストでもしっかりと伝えましょう。サイズや素材などの商品のスペックは、商品を選ぶうえで大事なポイントです。
また販売チャンネルから、購入ボタンを無料で追加することも可能です。ページに合わせて、購入ボタンの色・サイズ・フォントをカスタマイズすることで、コンバージョン率アップが期待できます。

初心者でもやり方さえ覚えれば、簡単にカスタマイズできるぞ!ビジュアルにこだわるECサイトを作るならShopifyが一番だ
4. Shopifyのおすすめアプリ

またShopifyでは、アプリを追加して機能を拡張することもできます。
無料と有料のアプリがあり、アプリストアからプラグインをダウンロードして、自分のECサイトでできることを増やしていくイメージです。
有料アプリには、お客さんが関心を持ちやすい商品を自動的に表示してくれる商品レコメンドなどの便利な機能もあります。
ここでは、無料で使えるおすすめのアプリをまとめて紹介します。
多言語アプリ「langify」
越境ECサイトを作りたいなら、この多言語アプリが便利です。
まず最初に対応させたい言語を設定すれば、あとはほぼ自動的に多言語化してくれるので、かなり使えます。
他通貨変換アプリ「BEST Currency Converter」
海外のお客さんが自国の通貨で価格を確認したいときや、他国通貨で決済されたものを日本円で確認したいときに必要なアプリです。
世界中の通貨への計算と決済のチェックができるので、海外向けのネットショップには必須のアプリと言えるでしょう。
ページビルダーアプリ「Shogun Landing Page Builder」
ドラッグ&ドロップのみで、簡単にページをデザインすることができる人気のアプリです。
HTMLやCSSといったコーディングの必要はなく、フォーマットから項目をパズルのようにはめ込んでいくだけで、Shopifyのどんなテーマやテンプレートもカスタマイズできます。
購入ボタンアプリ「Buy Button」
Shopifyだけでなく、自社のホームページやブログ、LINEなどのSNSからも商品購入ができるようになるアプリです。
販売チャンネルを増やすことで、売上アップが目指せます。
お問い合わせフォームアプリ「Contact Form」
お問い合わせフォームは、Shopifyの標準機能でも十分ですが、アプリを使ってカスタマイズすることも可能です。
プルダウンやラジオボタンの機能を追加することもできます。
FAQページ作成アプリ「HelpCenter」
顧客からの質問にわかりやすく答えるためのアプリです。
よくある質問を掲載することで、疑問をなくしてスムーズに購買に結びつけられます。
ロゴメーカーアプリ「Hatchful」
ショップのロゴ、商品カテゴリーのシンボルとなるロゴを作れるアプリです。YouTubeチャンネル用のロゴも作成できます。
直感的にデザインを決められるようになっているので、まるでプロが作ったかのようなロゴを簡単にデザインできます。
サンプルも充実しているので、そこから変更を加えつつ、オリジナルのものを作ることも可能です。
ドロップシッピングアプリ「Oberlo」
ドロップシッピングビジネスを始められるShopifyのオフィシャルアプリです。
自分で商品を仕入れたり、在庫を持つ必要はなく、商品は卸売業者からお客さんへ直接発送される仕組みとなっています。
国内や海外配送アプリ「Ship&co」
商品を配送するためのアプリで、国内の配送業者では日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便などが利用できます。
無料でインストールできますが、利用料はもっとも小規模な従量課金プランでも1件30円(税別)かかります。
自動的に送り状や納品書の発行ができ、海外発送に必要な税関申告書も送り状と同時に自動発行できます。海外へ配送をする際には、もっとも簡単で効率的なアプリです。
物流自動化アプリ「オープンロジ」
在庫を自分で管理するのではなく、倉庫に商品を送り、そこからお客さんに発送するためのアプリです。
Ship&co同様に従量課金制で、倉庫利用料1点あたり0.2円から、配送料金1個口370円から利用できます。
注文管理や配送状況のフルフィルメント確認なども画面から一目で行なえます。このアプリさえあれば、商品の管理と発送を一元化できるというのが大きなメリットです。
帳票発行アプリ「Order Printer」
納品書や領収書、請求書など、配送の際に必要となる帳票を自動で発行してくれるアプリです。
テンプレートをカスタマイズして、会社のロゴマークを入れてオリジナル帳票を作成することもできます。
自動連携アプリ「エクストエンジン」
複数ストアを持っていたり、販売ルートをいくつか抱えている場合に、複数のECを一元管理できるアプリです。
楽天市場やYahoo、Amazonなどのショップを利用しているときにも、在庫管理や売れ行きのチェックなどをまとめて行なえます。
定期購入アプリ「Bold Subscriptions」
定期購入(サブスクリプション)の機能を導入できるアプリです。
ShopifyのAPIを利用することで、アプリを使わずにサブスクリプションを導入することもできますが、実装までには手間と時間がかかります。
Bold Subscriptionsは料金が発生しますが、手っ取り早くサブスクリプションの機能を持たせたい人にはおすすめです。
商品個数や配送日付などを指定して、自動的に決済から配送手続きまでしてくれます。60日間の無料トライアルがあるので、じっくり試すことも可能です。
予約注文アプリ「Pre-Order Now」
事前注文や予約販売ができるアプリです。
在庫切れのときに「カートに追加」ボタンを「予約購入する」に自動で変更することができるので、在庫切れでの機会損失のリスクを防ぐことができます。
オリジナルプリント作成アプリ「Printful」
受注生産でオリジナル商品を製造、梱包、発送してくれるアプリです。
顧客からの注文があったときにアプリから依頼して、そこから国内外へ配送してくれるので、在庫を持たずにドロップシッピングで販売できます。
予約機能アプリ「BookThatApp」
商品の予約販売ではなく、カレンダーを使って日時予約、予約のスケジュール管理ができるアプリです。
予約を必要とするサロンやイベントなど、基本的にあらゆる予約販売サイトを作ることが可能です。しかもリアルタイムでカレンダーが更新されるので、変更があった場合でも予約状況をきちんと把握できます。
メルマガアプリ「Omnisend Email Marketing」
メルマガ配信を可能にしてくれるアプリです。
メール配信のフローを自動化して、効率的にお客さんにメール送信することができます。
途中で購入をやめてしまうカゴ落ち対策としてメールを送ることも可能です。これにより購入の取り逃しを減らすことができます。
ポイントアプリ「Loyalty, rewards and referrals」
商品購入、友達紹介、レビューやSNSでの「いいね」などに対して、ポイントを付与することができるアプリです。
メルマガ配信でクーポンを配布するといった方法もありますが、報酬プログラムや紹介プログラムによりお客さんとの結びつきを強めることができます。
商品レビューアプリ「Product Reviews」
商品ページにカスタマーレビュー機能を追加することができるアプリです。
レビューフォームをカスタマイズしたり、お客さんからのレビューをCSVファイルでまとめて管理することもできます。
プッシュ通知アプリ「PushOwl Web Push Notification」
カゴ落ちの通知はもちろん在庫切れや入荷通知、割引キャンペーンなどのさまざまなプッシュ通知が可能です。
これにより購買意欲が冷めないうちに、お客さんをストアに呼び戻すことができるため、売上アップにつながります。
買い物アプリ「Shop」
Shopifyストアで買い物したいお客さん向けのアプリです。
購入した商品の配送状況を確認できたり、お気に入りのショップをフォローして商品情報を受け取ることができます。
また新型コロナウィルス対策の機能として、位置情報に基づいて近くのショップを検索することもできます。
POSレジアプリ「Shopify POS」
実店舗とECサイトを連携できるアプリです。売上や在庫をリアルタイムで管理できます。
スマホやタブレットのカメラを使用して、バーコード登録をしておけば、バーコードによる商品管理も可能です。
SEO対策アプリ「SEO Site Audit, Benchmark Hero」
サイトへのアクセスを増やすため、Googleなどの検索サイトで表示されやすくするためのツールです。
ホームページの構造やデザインの改善を行ない、より見込み客を増やせるように手助けしてくれます。
自分ではSEO対策がうまくできないという場合は、まずこのアプリを入れてみましょう。

Shopify APPには何千を超えるアプリがあるんだ!本格的な越境ECビジネスを始めることができるぞ
5. Shopifyの使い方まとめ
世界シェアNo.1を誇るShopify。日本でも勢力を拡大しており、ECサイトのシェア構図は大きく変わりつつあります。
Shopifyにはストアの見た目を整えることはもちろん、顧客満足度を高めてくれるアプリがまだまだあります。
14日間は無料で体験できるので、さっそくShopifyを始めてみましょう。

実際に私のまわりでも、Shopifyを使っている人は増えてきているぞ